高齢者や身体の不自由な方が乗ることを想定しているため、シニアカーと電動車いすに起因するトラブルはそう多くありません。
もちろん、定期的なメンテナンスもやっておいた方が良いのは明白ですが、ほとんどのシニアカーと電動車いすはタイヤの空気とバッテリーにさえ気を配っておけば比較的長く使えるものが大半です。
しかし、機械である以上「劣化」や「急な故障」を避けることは難しいものです。
そこでこちらのページではシニアカーと電動車いすで遭遇したトラブルについて解説いたします。
バッテリー切れ
「そんな単純なトラブルがあるの?」と思われるかもしれませんが、シニアカーや電動車いすでよく起こるトラブルでバッテリーに起因するものは珍しいものではありません。
充電のし忘れからバッテリーの劣化により航続距離の低下などにより、外出先でバッテリー切れを起こすのは代表的な例です。
バッテリーには寿命がありますので、いつもよりバッテリーの減りが多いように感じるようなら新しいものに早めに交換してしまうのがトラブル回避の方法です。
タイヤのパンク
ノーパンクタイヤの採用は進むシニアカーと電動車いすですが、従来型の空気を入れるタイヤを採用している車種もございます。
自転車同様、出発前の点検は欠かさないことがトラブル回避への道です。
また、タイヤはゴムでできているのもが大半ですので、劣化すると乗り心地の悪化や破損につながりますので、こちらも早めの交換がお勧めです。
ブレーキのトラブル
長期間乗らなかった場合にブレーキが固着して、
- 走行できない、スピードが出ない。
- ブレーキが利かない
といったトラブルも報告されています。
シニアカーや電動車いすの保管場所が雨ざらしのような場合、そういったリスクが高まりますので、理想は屋内や屋外でも専用のカバー等を被せて、少しでも車体の劣化を防ぎましょう。
電気系統のトラブル
電気で動くものは電源がなければ機能しませんし、配線に正しく電気が流れなければ正しく動作しなくなるのは当たり前です。
これも保管場所により発生するリスクが高まるトラブルといえます。
ある程度の防水処理がなされているシニアカーと電動車いすですが、やはり湿度の高い保管場所は配線の端子部分やモーター等の金属を腐食させるスピードを高めます。
また、走行を開始したことにより溜まった水滴が移動してショートするなんて話を時々聞く話です。
まとめ
これらのトラブルは、定期点検的なやメンテナンスを行うことで予防することができます。
また、運転前に操作方法を再確認することや、緊急時のために予備のバッテリーや充電器を携帯することもトラブルを回避するために役立ちます。
これを読んで
「シニアカーや電動車いすのトラブルって多いんだなぁ」
と思われた方もいるかもしれませんが、こういったトラブルは自動車やバイク等でも発生するトラブルですので、そこまで神経質に考える必要はありません。